
- 登山装備、何から揃えるべき?
- 三種の神器って言われてもピンとこない
- 初心者に必要な装備が知りたい
登山を始めようと思っても、装備の優先順位って意外とわかりにくいですよね。
特に「登山三種の神器とはどういう意味?」と疑問を感じた人にこそ読んでほしい内容です。
このページでは、登山靴・レインウェア・ザックがなぜ「最初の3つ」とされるのか、
さらには雪山三種の神器や補助アイテムまでしっかり解説していきます。
- この記事でわかること!
- 登山靴が三種の神器に入る理由
- 登山レインウェアの必要性とは?
- ザックは登山家装備の基本になる
- 雪山三種の神器は何が違う?
- 登山ベテラン装備に学ぶ安全対策
- 登山家装備としての補助アイテムとは
- 三種の神器以外に役立つ軽量装備
登山3種の神器とは何かを解説します
ここでわかること
- 登山の三大神器とはどういう意味?
- 登山靴が三種の神器に入る理由
- 登山レインウェアの必要性とは?
- ザックは登山家装備の基本になる
登山の三大神器とはどういう意味?

「登山の三種の神器」ってそもそも何?
なんとなく聞いたことあるけど、正直よくわからない…。そんな方に向けて、
この言葉の意味や由来について、わかりやすく解説します!
Q:三種の神器って神話の話?
いえいえ、ここでいう「三種の神器」は、登山に欠かせない基本中の基本アイテム3つのことです。
もともとは、日本の皇位継承に関わる「鏡・剣・玉」の話なんですが、
そこから転じて「とにかく大事な3つのもの」の比喩表現として使われるようになりました。
Q:どんなアイテムが「登山の三種の神器」なの?
これはズバリ、
- 登山靴
- ザック(リュック)
- レインウェア
この3つがあれば、まずは安心して登山のスタートラインに立てるんですね。
Q:なんでこの3つが選ばれたの?
理由は簡単で、
登山における「安全・快適・機動力」を支えてくれるのがこの3点だからなんです。
山では天候も変わるし、地面も不安定。
そんな中で、体を守りながら長時間歩ける装備として、この3つが最重要ってわけです。
Q:いつからこの呼び方が使われてるの?
実は「登山三種の神器」という表現が広まったのは、ここ数十年の話。
昭和時代から使われてたわけではなく、
むしろ最近になって「登山初心者にわかりやすく伝えるための言葉」として普及してきたんです。
たとえば「テレビ・洗濯機・冷蔵庫」が家電の三種の神器って言われたように、
「登山靴・ザック・レインウェア」が登山の基本装備として定着していきました。
こんな人に向いている話です
- これから登山を始めたい人
- 装備を揃える順番で悩んでいる人
- 必要最低限だけ揃えたい初心者
というわけで、
「登山の三種の神器=初心者に必要な最初の3アイテム」って覚えておいてくださいね。
この後は、それぞれのアイテムがなぜ大事なのか、
具体的に見ていきましょう!
登山靴が三種の神器に入る理由

登山靴って、なんでそんなに大事なの?って思う方、けっこう多いと思います。
でも、登山では靴選びこそが命を守る装備なんです。
この章では、登山靴が「三種の神器」に入っている理由を、スニーカーとの違いもふまえてわかりやすく解説していきます!
登山靴は“地面からの攻撃”に強い!
登山道って、舗装された道ばかりじゃないですよね。
ゴツゴツした岩場やぬかるんだ斜面、木の根っこだらけの道など、足場が不安定な場面が盛りだくさんです。
そんな場所を歩くための設計がされているのが登山靴なんです。
グリップ力・足首の保護・防水性・耐久性など、すべてが山歩きのために考えられています。
スニーカーと登山靴の違いを比較!
項目 | スニーカー | 登山靴 |
---|---|---|
滑りにくさ | △ 滑りやすい | ◎ グリップ力抜群 |
足首の保護 | × ほぼなし | ◎ しっかり固定 |
疲れにくさ | △ 長時間だとツライ | ◎ 疲労を軽減 |
耐久性 | △ 日常用 | ◎ 山仕様の設計 |
防水性 | × すぐ濡れる | ◎ 雨や水たまりにも強い |
ケガ防止には足元が命!
山で一番怖いのは、転倒や滑落といった事故につながるケガです。
登山靴を履くことで、足元がしっかり安定し、
捻挫や滑落のリスクを大幅に減らすことができます。
登山初心者が注意すべきポイント
- 見た目や価格だけで選ばない
- 必ず試着してフィット感を確認する
- 最初はミドルカット以上が安心
スニーカーと登山靴って、見た目は似ていても性能はまるで別物なんです。
だからこそ、登山靴は「三種の神器」に選ばれてるんですよ!
登山レインウェアの必要性とは?

「レインウェアって晴れの日はいらなくない?」って思う人、意外と多いんです。
でも山の天気は本当に変わりやすいので、雨が降ってなくても常に持っておくのが鉄則です。
ここでは、登山でのレインウェアの必要性と、普通のレインコートとの違いをわかりやすく解説していきますね!
山では雨=危険に直結します
街中ならちょっと濡れてもコンビニに逃げ込めますが、山ではそうはいきません。
体が濡れて風が吹けば、あっという間に体温が奪われて低体温症になるリスクがあるんです。
だからレインウェアは防水性能だけじゃなくて、防寒具としての役割も超大事なんです。
注意!こんなレインウェアは危険かも
- ビニールカッパで代用している
- ポンチョタイプで風に煽られやすい
- 通気性ゼロで内部がムレムレ
「透湿性」ってめっちゃ大事なんです
登山中はけっこう汗をかきます。
その汗が内側にこもると、服がびしょびしょになって結局体が冷えるという本末転倒な結果に…。
だから「透湿性(汗を外に逃がす性能)」を持ったレインウェアが必要なんです。
レインウェア選びで見るべきポイント
- 防水+透湿の両立(例:ゴアテックス)
- 上下セパレートで動きやすいもの
- フードやポケットの位置も重要
普段使いのレインコートとの違い
街用のレインコートは基本的に雨を防ぐだけの設計。
登山用のレインウェアは、動きやすさ・蒸れにくさ・軽さなど全部が山向けに作られてるんですよ。
なので「家にあるレインコートで代用しようかな」はケチって命を削る行為になるかも…。
ということで、レインウェアは三種の神器に入るのも納得の必須装備です。
たとえ晴れてても、常にザックに忍ばせておくのが登山の基本ですよ!
ザックは登山家装備の基本になる

登山装備の中で「ザック」がなぜ三種の神器に入ってるの?って思う方、実は多いんですよ。
でも実際、ザックって登山では“命を運ぶ装備”なんです。
ここではその理由を、初心者にもわかりやすく解説していきますね。
登山におけるザックの役割とは?
登山では必要なものをすべて自分で持ち歩くスタイルが基本です。
水、食料、レインウェア、防寒具、ヘッドランプなどなど、ぜんぶザックに入れます。
つまりザックは「背負う収納スペース」でありつつ、「安全を担保する命綱」でもあるんです。
リュックで代用できないの?
- 肩紐が細いと長時間で痛くなる
- 背中にフィットしないとバランス崩しやすい
- 荷重が分散されず疲れやすい
ザック選びで大事なポイント
ザックは「サイズ」よりも「背面長(せはいちょう)」が超重要です。
自分の体に合った背面長じゃないと、ベルトがズレたり、肩に負担が集中したりします。
購入前には必ず試着してフィッティングしましょう。
ザック選びのチェックポイント
- 背面長が体に合っているか
- ウエストベルトが腰にちゃんと乗るか
- 肩ベルトが痛くないか
- チェストストラップで左右が安定するか
容量や機能も見逃せない
日帰りなら20~30L、小屋泊なら30~45Lが目安です。
でもそれだけじゃなくて、
通気性・雨蓋・ポケットの位置・ザックカバーの有無など、
細かい機能もチェックしておくと快適さが段違いになります。
ということで、ザックはただの“荷物を入れる袋”じゃありません。
身体と装備をつなぐ大事なアイテムとして、しっかり選んでおきましょう!
登山3種の神器と合わせて備えたい装備
ここでわかること
- 雪山の三種の神器は何が違う?
- 登山ベテラン装備に学ぶ安全対策
- 登山家装備としての補助アイテムとは
- 三種の神器以外に役立つ軽量装備
雪山の三種の神器は何が違う?

ではここからは、通常の登山とは違う「雪山登山」で必要になる雪山版の三種の神器についてご紹介していきます。
夏山と違って、雪山は寒さ・滑り・視界不良などのリスクが段違い。
そのぶん装備も、より専門的で命に直結するようなものが求められます。
雪山で必要な三種の神器って?
通常の登山三種の神器が「登山靴・ザック・レインウェア」なのに対して、
雪山ではこの3つが「防寒ウェア・アイゼン・ピッケル」に置き換わることが多いです。
つまり寒さと滑落に対応できる装備が最優先になります。
通常の登山 | 雪山登山 |
---|---|
登山靴 | 冬用登山靴(保温性+防水性) |
レインウェア | 高性能な防寒ウェア(ダウンや化繊) |
ザック | 雪対策された大型ザック(防雪性・外付け可能) |
— | アイゼン(滑り止め用金具) |
— | ピッケル(滑落防止・登攀補助) |
雪山は「滑る・寒い・動けない」が危険
平地の雪とは違って、雪山は風も強く、氷点下の中で行動します。
低体温症や滑落事故のリスクが一気に高まるため、普通の装備では通用しません。
雪山初心者がやりがちなNG例
- 普通の登山靴で無理して登る
- 安いレインウェアで代用しようとする
- アイゼンなしで雪道を歩こうとする
雪山用装備を選ぶときのポイント
とにかく命を守る性能を優先してください。
デザインや価格で選ぶと、あとで後悔します…。
特にアイゼンとピッケルは、サイズ・形・装着のしやすさなど、
必ず専門店でフィッティングしてから買うのがおすすめです。
というわけで、夏山とは全く別物の「雪山三種の神器」。
リスクに備える=登る前から安全を確保するという意識がとても大切ですよ!
登山ベテラン装備に学ぶ安全対策

登山初心者にとって「三種の神器」はまず最初に揃えるべきアイテムですが、
ベテランたちはそれ以外にもいざという時のための安全装備をちゃんと持ち歩いています。
ここでは、経験者がよく携帯している道具と、その理由をわかりやすくご紹介しますね。
三種の神器だけでは足りない?
たしかに「登山靴・ザック・レインウェア」は超重要。
でも、実際に登山を続けていくと、
「あれがあって助かった…」っていう道具が増えてくるんです。
それは天候の変化だったり、道迷い、ケガ、行動時間の延長だったりと、
登山中に起こりうる“想定外”への備えとしてベテランが持っているアイテムたちです。
ベテラン登山者がよく携帯している装備
- ヘッドランプ(行動時間が延びた時の必需品)
- エマージェンシーシート(防寒・避難時に活躍)
- ファーストエイドキット(擦り傷・捻挫・虫刺され対応)
- ホイッスルやミラー(救助要請に備える)
- 携帯浄水器や非常食(万が一のビバーク対策)
なぜこれらが必要なの?
「日帰りだから大丈夫」「晴れ予報だから平気」って思いがちなんですが、
山では“まさか”が本当に起こります。
ベテランほどそのリスクを体感しているので、
軽量でも確実に安全性を高めてくれる装備を携行しているんです。
「安全第一」の精神は、装備の充実から始まります。
初心者の方も、三種の神器にプラスして、
こういった安全アイテムを少しずつでも揃えていくと安心感が全然違いますよ!
登山家装備としての補助アイテムとは

登山の「三種の神器」はよく聞くけど、実はそれだけじゃ足りないんです。
本格的に登山をする人たちは、緊急時に備えた“補助アイテム”もちゃんと携帯しています。
ここでは、登山家たちが持ち歩いている補助装備をピックアップして紹介しますね。
「新・三種の神器」と呼ばれる装備とは
最近では、登山家の間で「新・三種の神器」という呼び方もあります。
これは、特に緊急時のリスク対策に特化したアイテムたち。
以下の3つがその代表です。
- ヘッドランプ(暗くなっても両手を空けて行動できる)
- コンパス(GPSが使えない時のための方向確認用)
- ツエルト(ビバークや休憩時の簡易シェルター)
これらはどれも軽くてコンパクトなのに超重要なんです。
忘れたら命に関わる、っていうレベルの装備ですね。
なぜこれらが必要になるの?
「日帰りだから大丈夫」とか「山頂まで2時間だから平気」って、
つい油断しちゃいがちなんですが、山ではほんの少しのトラブルが致命的になりかねません。
- 予定より下山が遅れて日が暮れた
- 霧でルートを見失ってしまった
- 足を捻って動けなくなった
そんな「もしも」に備えるのが、登山家装備としての補助アイテムなんです。
初心者の方でも、この3つだけはぜひザックに入れておきたいですね。
軽視しがちですが、持ってるかどうかで生死が分かれる…そんな道具たちです。
三種の神器以外に役立つ軽量装備

三種の神器はもちろん大事なんですが、
それだけで登山が快適になるわけじゃないんですよね。
今回は「軽くて便利!」とベテランにも人気の補助装備を紹介していきます。
全部揃えなくても、ひとつあるだけでぐっと楽になりますよ。
登山を快適にする軽量装備とは?
「なるべく荷物は減らしたい…でも安全性や快適さも妥協したくない!」
そんな欲張りを叶えてくれるのが軽量装備たちです。
登山で役立つ軽量アイテム例
- トレッキングポール:膝への負担を軽減してくれるサポートアイテム
- 携帯浄水器:水の補給ポイントが限られている山では超便利
- チャック付きポリ袋:食べ物の匂い対策やゴミの管理に必須
- 折りたたみクッション:休憩時に地面に座るのがぐっと楽になる
- 超軽量ウィンドブレーカー:風除けやちょっとした寒さ対策にちょうどいい
荷物が軽いと体力の余裕が変わる
「たった数百グラムの違いでそんなに変わる?」って思うかもしれませんが、
登山ではその“ちょっとの差”が何時間も積み重なって効いてくるんですよ。
疲れにくい・怪我しにくい・動きやすい、この3拍子が揃うと
登山がより「楽しい!」って思えるようになります。
なので、初心者の方こそ「軽さ」と「使いやすさ」に注目して
こういった装備を少しずつ取り入れてみてくださいね。
記事のまとめ
記事のポイントをまとめます。
登山三種の神器の基本
- 登山靴は滑りやすさを防ぐ
- ザックは安全に荷物を運ぶ装備
- レインウェアは低体温を防ぐ
- 三種の神器は初心者の基本装備
- 三種の神器は快適性も支える
雪山用の三種の神器
- 雪山では保温性が最重要
- アイゼンは滑落防止の要
- ピッケルは登下降に必須
- 冬用装備は命を守る装備
補助装備と安全対策
- ヘッドランプは行動時間の確保
- ツエルトは緊急時の避難に使う
- コンパスは道迷いの備えになる
- ファーストエイドは軽傷に対応
快適に登山する軽量装備
- ポールは膝の負担を減らす
- 携帯浄水器は水切れを防ぐ
- ポリ袋は匂いやゴミ対策に有効