
- 登山に椅子って本当に必要?
- できれば荷物は軽くしたい
- 登山チェア買うか迷ってる
登山に折りたたみチェアを持っていくべきか、悩んだことはありませんか?
実際、「登山チェアなんていらない」と思っていた人でも、シチュエーション次第で必要だと感じることがあります。
このページではそんなお悩みにズバッと答えます。
登山チェアを持つべきかどうか迷っている方に向けて、登山スタイル別に判断基準や活用法をまとめました。
- この記事でわかること!
- 登山で椅子が必要な場面とは
- 登山椅子とトレイルチェアの違い
- ウルトラライトチェア登山での利点
- 登山折りたたみ椅子の選び方
- 登山椅子を使うかの判断基準
- 斜面で使える椅子の注意点とは
- トレイルチェアが向いている登山とは
- 登山椅子を持たない人の工夫とは
登山チェアがいらないか迷う初心者へ
ここでわかること
- 登山で椅子が必要な場面とは
- 登山椅子とトレイルチェアの違い
- ウルトラライトチェア登山での利点
- 登山折りたたみ椅子の選び方
登山で椅子が必要な場面とは

山頂でのランチタイム
- 岩や斜面だと座りにくい
- 景色を眺めながら落ち着いて食べられる
- 足腰に負担をかけずに済む
山の上って、絶景だったり空気が澄んでたり、最高のランチスポットなんですよね。
でも実際座る場所がなかったり、あってもゴツゴツの岩だったりして、落ち着かないことが多いです。
そんなとき折りたたみ椅子があるとめちゃくちゃ便利です。
おにぎりでもラーメンでも、安定した姿勢で食べられるので、食事の満足度も上がりますよ。
雨上がりや濡れた地面での休憩
- 地面に座るとお尻が濡れる
- ザックに座るとザックが汚れる
- 椅子があればどちらも回避できる
山って天気が変わりやすいんで、地面が湿ってることもよくあります。
そんなところに直座りするとズボンがビチャッと濡れて不快なんですよね。
で、ザックに座ろうとすると今度はザックが泥だらけ。
こういうとき、ちょっとした軽量チェアがあると、マジで快適です。
椅子の脚だけサッと拭けばOKなので、あとあとも楽ですよ。
絶景スポットでのコーヒーブレイク
- 落ち着いて景色を楽しめる
- リラックスして気分もリフレッシュ
- 写真映えもバッチリ
山の上で飲むコーヒーって、なんであんなに美味しいんでしょうね?
ただ、立ったままだと落ち着かないし、地面もガタガタだったりするので、リラックスできないことも多いです。
椅子があると、そこがカフェみたいな空間に早変わり。
ゆっくり座って景色を眺めながら飲むコーヒーは格別ですよ。
長時間の休憩や待機時間
- 友人や家族との休憩に最適
- テント設営後のリラックスタイム
- 集合時間待ちでも快適
グループでの登山や、イベント的な登山では待ち時間が発生することもありますよね。
そんなとき、座れる場所がないと立ちっぱなしで疲れてしまいます。
チェアが一つあれば、腰を下ろして会話を楽しんだり、景色を眺めたりと、まったりタイムが過ごせます。
体力温存にもつながるのでおすすめです。
高齢者や足腰が弱い人と一緒の場合
- 休憩中にしっかり体を休められる
- 転倒リスクが減る
- 同行者の体力維持に貢献
家族での登山や、ちょっと体力に不安のある人との登山だと、休憩の質ってめちゃくちゃ重要です。
岩場や斜面に無理に座ると、かえって体に負担をかけてしまうことも…。
そんなとき、折りたたみチェアがあるとしっかりした休憩ができるので、安全面でもかなり役立ちます。
次の行動に移るときも、スムーズに体が動くようになりますよ。
登山椅子とトレイルチェアの違い

登山椅子とトレイルチェアの違いをざっくり比較
「登山椅子」と「トレイルチェア」、なんとなく同じに見えて実はけっこう違いがあります。
パッと見じゃわかりづらいですが、それぞれ向いてる使い方や特徴がハッキリ分かれてるんですよね。
まずはザッと違いを表にまとめてみました!
項目 | 登山椅子 | トレイルチェア |
---|---|---|
重量 | やや重い(500g〜1kg) | 超軽量(200〜500g) |
収納サイズ | 中程度〜大きめ | かなりコンパクト |
座り心地 | しっかり座れる(安定感あり) | 簡易的(短時間向き) |
耐久性 | 高め(重さに強い) | やや低め(軽量重視) |
価格帯 | 中〜高価格帯 | 安価〜中価格帯 |
おすすめシーン | 休憩をしっかり取りたい人 | 荷物を極力減らしたい人 |
この表を見れば一目瞭然ですが、どっちが「上位互換」ってわけではないんですよね。
状況や登山スタイルによって合うほうを選ぶのが正解です!
登山椅子が向いている人・場面
- 山頂でゆっくりご飯を食べたい
- 景色を見ながら長めの休憩を取りたい
- 腰痛持ちなど、安定した姿勢で座りたい
登山椅子は座り心地をしっかり確保したい人向けです。
たとえば山頂でゆったりラーメン食べたいとか、日帰り登山でのんびり休憩時間をとる人には最高ですね。
また、腰が弱い人や年配の方にとっては、簡易チェアよりも安定感が安心材料になると思います。
トレイルチェアが向いている人・場面
- できるだけ荷物を軽くしたい
- 休憩は短時間ですませる
- 軽快にソロ登山やトレイルを楽しみたい
トレイルチェアの魅力はなんといっても軽さと携帯性。
「とにかく荷物を減らしたい」っていう人にとっては、普通の椅子よりトレイルチェア一択です。
ただし、長時間座るにはあまり向いてないので、サッと使ってサッと片付けるような場面がベストです。
軽量チェアとはいえ、ザックのサイドポケットに突っ込めるサイズ感はやっぱり便利ですね!
ウルトラライトチェア登山での利点

とにかく軽い!荷物がかさばらない
- 200〜500g前後のモデルが多い
- ザックのサイドポケットにも収納可能
- テント泊や縦走でも気軽に持てる
登山で一番ネックになるのが荷物の重さですよね。
普通のチェアだと1kg近くあって、正直ちょっと持っていくのをためらう人も多いと思います。
でもウルトラライトチェアなら、ペットボトル1本より軽いなんてことも珍しくないんです。
折りたたむとかなり小さくなるので、ザックのスキマにスッと入ってくれるのもありがたいところ。
「登山に椅子って大げさじゃない?」って思ってた方でも、これはちょっと試してみたくなるレベルです。
ちょっとの休憩が、しっかりした休息に変わる
- 斜面や岩場でも安定した座り心地
- 地面が濡れていても安心
- ザックや膝に頼らず脚が休まる
登山中って、ちょこちょこ休憩したくなるじゃないですか。
でも座る場所がなかったり、湿ってたり、安定しなかったり…。
そんなときウルトラライトチェアがあると、一気に快適さが変わります。
足を踏ん張らなくていいし、体勢を崩す心配も少ないので、休憩が「ちゃんと休める時間」になるんです。
短い時間でも体力回復につながるので、登山の後半のバテ具合にも結構差が出てくるかもしれませんよ。
休憩がご褒美タイムになる
- 景色を楽しむ余裕が生まれる
- 食事やコーヒーが格段においしく感じる
- 仲間との会話もゆったり楽しめる
ウルトラライトチェアって、単なる便利グッズじゃなくて登山そのものの楽しさを底上げしてくれる存在なんですよ。
腰を下ろしてのんびり景色を眺めながら飲むコーヒーや、風を感じながらのおにぎりタイム…最高じゃないですか?
実際、座る場所があるだけで心の余裕がグッと増します。
気軽に持ち運べるからこそ、「ちょっと座ろうかな」って気になって、登山がより気持ちいい時間になるんですよね。
登山折りたたみ椅子の選び方

耐荷重は「最低80kg以上」が安心
- 体重+荷物の重みも想定して選ぶ
- 耐荷重が明記されている製品を選ぶ
- 迷ったら100kg対応モデルが無難
椅子選びで最初に確認すべきポイントが「耐荷重」です。
登山中って、座るときにザックを背負ったままだったりすることもありますよね。
なので体重だけじゃなく、ザック込みでの荷重に耐えられるかが重要になります。
最低でも80kg以上は欲しいところ。
「100kg対応」のようにしっかりスペック表記があると安心感が違います。
逆に、耐荷重の記載がない製品は品質に不安がある可能性が高いので避けたほうが無難です。
特に大柄な人や荷物が重くなりがちな方は、スペックをしっかり確認してから選んでくださいね。
登山チェアがいらないかの判断ポイント
ここでわかること
- 登山椅子を使うかの判断基準
- 斜面で使える椅子の注意点とは
- トレイルチェアが向いている登山とは
- 登山椅子を持たない人の工夫とは
登山椅子を使うかの判断基準

Q. 登山の目的が「景色や休憩」なら椅子はアリ?
- 山頂でゆっくりしたい人には最適
- 写真を撮ったり景色を眺めたりする時間が長い人向け
- のんびり山ごはん派にとってはあると快適度が段違い
登山といっても、目的は人それぞれですよね。
とにかく頂上を目指して黙々と歩くタイプの人もいれば、「山頂で景色を見ながらのんびりコーヒー」って人も多いはず。
そういう人にはチェアはめちゃくちゃ向いてるアイテムなんです。
とくに風が強かったり地面が濡れてる日なんかは、あると安心感が全然違います。
「登山に椅子なんて贅沢じゃない?」って思うかもですが、休憩がご褒美タイムに変わるので、価値は十分ありますよ。
Q. 行程が短い低山登山なら椅子って必要?
- 荷物の重量に余裕があるなら持っていくのもアリ
- 日帰りの気軽なハイクには軽量チェアがぴったり
- 「荷物が少ない=椅子を入れやすい」
低山ハイクだと荷物が少なくて済むので、逆にチェアを入れる余裕があるケースも多いんです。
特に標高の低い山なら、気軽なピクニック気分で行く人も多いですよね。
そういうときこそ、軽量コンパクトな折りたたみ椅子の出番なんです。
登山というより、「外で気持ちよく休憩したい」ってスタイルの方にはかなりおすすめですよ。
Q. 体力に自信がない人ほど持つべき?
- 休憩時間の質が体力温存に直結する
- 足腰への負担を減らせる
- 疲れたときにちゃんと休める場所があると安心
意外かもですが、体力に不安がある人ほどチェアを検討してほしいんです。
立ったままや斜面に座っての休憩って、実はそんなに休めてないことも多いんですよね。
ちゃんと椅子に座って背中を預けて、脚をリラックスさせると、思った以上に回復します。
「まだ先があるけど、もうヘトヘト…」ってときにチェアがあると、それだけでかなり心強いです。
Q. 重量を最優先する縦走登山では?
- 基本的には不要という判断もあり
- 軽量・コンパクトなチェアなら選択肢に入る
- ストイックな登山スタイルなら無理に持たないのもOK
縦走登山や長時間行動するタイプの登山では、「とにかく軽さ重視!」という人も多いと思います。
その場合は、正直チェアは優先順位が低くなるかもしれません。
ただ最近は、300g前後のウルトラライトチェアも出てきてるので、ちょっとでも快適性を求めたい人にはアリかも。
あくまで自分のスタイルとのバランスで判断するのが大事ですね。
斜面で使える椅子の注意点とは

斜面では「脚の滑りやすさ」に注意
- 脚先が尖っていると滑りやすい
- 丸いキャップやグリップ付きが安定する
- 硬い岩場は特に滑りに要注意
登山道って、基本的に平らな場所のほうが少ないんですよね。
だからこそ、斜面や岩場で椅子を使うときは「脚が滑らないか」をしっかりチェックしておく必要があります。
脚の先端が細かったり、尖っているタイプだと、ちょっとした傾斜でもズルッと動いちゃう危険があります。
おすすめは、グリップ付きや滑り止め加工された脚キャップが付いてるタイプ。
硬い岩の上でもピタッと安定しやすくなるので、安心感が全然違いますよ。
フレームの形状で安定感が変わる
- 4本脚よりフレーム接地型のほうが安定
- 荷重が分散する構造だと安心
- 脚が動きやすい地面ではフレーム形状が命
椅子の安定感はフレーム構造でほぼ決まるといっても過言じゃないです。
特に斜面では、4本脚だと一点に重さがかかってグラつくこともあるんですよね。
なので、できればフレーム全体が接地するタイプがおすすめです。
荷重が分散される設計になってると、座ったときにグラつきにくくて安心なんです。
不安定な足場でも、「しっかり座れるな」と思えるのは、こういう構造のおかげだったりします。
地面へのダメージも考えよう
- 細い脚は植生を傷つけやすい
- 土が露出している場所では沈み込みも
- フレーム接地型は環境への配慮にも◎
もうひとつ大事なのが環境への影響です。
特に登山道周辺では、植物が生えている場所や柔らかい土の地面が多くて、細い脚で椅子を立てると、グサッと刺さって植生を壊すことがあります。
しかも、椅子の脚が沈み込んでしまうと自分自身も不安定になるというデメリットも…。
そうならないように、できればフレーム接地型+広い接地面を持つ構造の椅子を選ぶのがベストです。
「登山装備として使うなら、地面にもやさしく」って意識、忘れずにいたいですね。
トレイルチェアが向いている登山とは

日帰りハイクにはちょうどいい
- 荷物が軽くてスペースに余裕がある
- 短時間でも休憩を快適にできる
- 軽量チェアでも十分に役立つ
日帰りの登山って荷物が最小限だから、ちょっとした装備を入れる余裕があるんですよね。
その余裕の中で「軽量チェア」を入れると、休憩が一気に快適になるのでおすすめです。
歩行時間もそれほど長くないので、少しくらいチェアの重さがあっても大きな負担にはなりません。
とくに、ベンチや岩がないようなルートでは自分専用の座り場所があるって最高ですよ。
低山縦走でも活躍する
- 長めの行程でも荷物が比較的軽め
- こまめな休憩が必要なときに便利
- 縦走中に眺めのいい場所で使える
標高の高いアルプス縦走だと、チェアは敬遠されがちですが、低山の縦走なら話は別です。
軽量なトレイルチェアなら無理なく持ち運べて、休憩の質がアップします。
特に縦走って、途中で足を止めておにぎりを食べたり、眺めのいいところで休憩したりする時間も大切ですよね。
そんな時、ちゃんと座れる場所があると疲れ方も全然違ってきます。
山頂で景色を楽しむ人にぴったり
- 座ってゆっくり写真や景色を楽しめる
- 長めのランチタイムに最適
- 「座る場所が空いてない問題」も解決
「登山は山頂でのんびりしたい」って人、結構多いですよね。
そんな方にはトレイルチェアがめちゃくちゃおすすめです。
特に人気の山だと、山頂の岩やベンチはすぐ埋まっちゃうので、自分専用の椅子があると安心感が違います。
写真を撮ったり、食事したり、景色を楽しんだり…。
その全部を快適にしてくれるのが軽量チェアなんですよね。
登山椅子を持たない人の工夫とは

地面に直接座らない「敷物活用術」
- 折りたたみマットや銀マットが便利
- ザックの隙間に入れやすくて軽い
- 冷気や湿気を防げて快適
登山で椅子を持っていかない派にとって、定番のアイテムが「敷物」です。
とくに折りたたみマットや銀マットは、軽くて荷物になりにくいので愛用している人も多いんですよね。
地面の冷たさや湿気がダイレクトに伝わらないので、座っていても快適。
ザックの背面にくくりつけたり、内側の隙間に差し込んでおけるので収納性も優秀です。
ちょっとした休憩だけなら、これで十分な人も多いんじゃないでしょうか。
ザックを椅子代わりにする方法
- 背面を下にして座るスタイルが定番
- ザックの汚れ対策が必要
- 中身のパッキングは固めがおすすめ
椅子を持っていかない人の間で、意外と多いのがザックに座るスタイル。
背面を地面に向けて置けば、ちょうどいい高さで座れることが多いんです。
ただし、注意したいのがザックの汚れ。
雨上がりの地面にそのまま置くと、帰りの電車やクルマがちょっとツラいですよね…。
できればビニール袋やマットを敷いてから座ると安心です。
それから、クッション性を考えて中身のパッキングも工夫しておくと、より快適に使えます。
自然の椅子「岩・丸太・地形」を活用
- 地形を利用すれば装備不要
- 高さや角度がちょうどいい場所を選ぶ
- 安定しているかはしっかり確認を
装備を何も増やさずに休憩したいなら、その場の地形をうまく使うのがコツです。
丸太や岩、大きな木の根っこなど、自然の椅子は意外といろんな場所に転がってるんですよね。
高さや角度がちょうどいい場所を見つけられると、何も持ってなくてもけっこう快適です。
ただし、使う前にはグラつきがないかや虫がいないかなどの確認を忘れずに。
自然の中では、少しの工夫と観察力でしっかり休めるスペースが作れちゃうものです。
記事のまとめ
記事のポイントをまとめます。
登山チェアが役立つ場面
- 山頂でゆったり食事をとる
- 濡れた地面でも快適に座れる
- 絶景を見ながらコーヒー休憩
- 長時間の休憩や待機で活躍
- 高齢者や体力が不安な人向け
椅子のタイプと違い
- 登山椅子は座り心地が安定
- トレイルチェアは軽さ重視
- 登山椅子は腰痛持ちに最適
- トレイルチェアは短時間向け
椅子を選ぶときのポイント
- 耐荷重は80kg以上が目安
- 脚が滑らない構造を選ぶ
- 斜面ではフレーム型が安定
- 環境への影響にも配慮する
椅子なしでも快適に過ごす工夫
- 軽量なマットで代用できる
- ザックを椅子代わりにする
- 岩や丸太を上手に活用する