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筑波山の登山はきついって本当?初心者が注意すべき装備とコース選びガイド

  • 低山なのに登ってみたら想像以上にきつい
  • 標高だけ見てナメて後悔した
  • 初心者でも登れるって本当?と不安になる
  • 途中で足が限界になりかけた

「筑波山って低いし、初心者向けなんでしょ?」
そう思って登った人の多くが、実はそのギャップに驚かされています。
標高877mとはいえ、傾斜や道の状態によっては予想以上にハードなんです。
特に白雲橋コースは「ほんとにきつい!」との声が多く、装備やルート選びを間違えると後悔することに…。
この記事では、筑波山の登山がなぜ「意外と大変」なのかを徹底解説!
服装や靴の選び方、初心者でも安心できるコースの見極め方まで、実用的にまとめました。

    この記事でわかること!
  • 筑波山登山の難易度と特徴
  • 白雲橋コースの注意点と対策
  • 初心者が選ぶべきコースの基準
  • 季節ごとの服装と装備の正解
  • スニーカー登山で気をつけること

初心者でも筑波山登山はきつい?

ここでわかること

  • 筑波山登山の難易度はどれくらい?
  • 筑波山 白雲橋コースは本当にきつい
  • 登山初心者の筑波山コースの選び方
  • 筑波山が人気な理由は何なのか

筑波山登山の難易度はどれくらい?

筑波山って標高877mで、日本百名山の中ではダントツに低い山なんですよ。

だから「余裕っしょ!」って思う人、多いんです。

でも実際に登ってみると、けっこうキツイ……って声が多いんです。

その理由を、まずは数値の面から比べてみましょう。

  • 標高だけで登山のラクさは決まらない
  • 登りの距離や傾斜が意外とエグい
  • 初心者でも登れるけど、楽とは限らない

登山データで見る筑波山の実力

山の名前標高登山距離標高差体力度
筑波山(白雲橋コース)877m約5.5km約740m★☆☆☆☆〜★★☆☆☆
高尾山(1号路)599m約3.8km約400m★☆☆☆☆
大山(表参道)1,252m約7km約950m★★★☆☆

表を見てもらうと、筑波山は標高こそ低いけど、**標高差と距離が意外とある**んですよね。

道のりも整備されているとはいえ、ぬかるみやゴツゴツした岩場が多いです。

特に白雲橋コースは「奇岩ポイント」満載なので、体力だけじゃなく注意力も求められます。

  • ロープウェイがあるからって安心しないで
  • 道が滑りやすい日はスニーカーだと危険
  • 急坂の連続で初心者は心が折れがち

つまり、「初心者でも登れるけど、楽ではない」ってこと。

ゆる登山を期待して行くとギャップでびっくりするかもしれません。

でも逆に言えば、達成感はしっかり味わえます。

筑波山 白雲橋コースは本当にきつい

筑波山の白雲橋(しらくもばし)コースって、名前は優しげなんですが、実は登山者泣かせのハードコースだったりします。

登山ルートの中でも「キツイ」「足パンパンになる」とよく言われるのがここ。

その理由、しっかりチェックしておきましょう。

標高差と距離のインパクト

白雲橋コースは、累積標高差740m超・距離5.5kmと数字だけ見ると中級コースの部類です。

でも侮れないのが道の変化と勾配なんです。

急坂、ゴツゴツの岩場、ぬかるんだ道などが連続して出てくるので、気が抜けません。

  • 登山道に木の根・岩が多くて足元が不安定
  • 天気が悪いとぬかるみで滑りやすい
  • 傾斜がきつく、体力消耗が激しい

名物ポイントが実は落とし穴

白雲橋ルートは「弁慶七戻り」や「胎内くぐり」「ガマ石」など、映える奇岩スポットがたくさんあります。

ただし、この辺りからが本格的にキツくなるので要注意。

どこも岩の上を歩いたり、体をかがめて通ったりと、ちょっとしたアスレチック感があります。

  • 非日常を味わえる変化に富んだ景観
  • SNS映えする名所が多く、写真好きに人気
  • コース全体が静かで自然も豊か

他のコースと比べてどうなの?

白雲橋コースは、御幸ヶ原コースやおたつ石コースと比べて傾斜と足場の悪さで群を抜いています

御幸ヶ原コースは整備された木段が多く初心者向きですが、白雲橋は全身で登る感覚が必要になることも。

なので、登山初心者の方は「下り」で使うのは避けた方が安心です。

  • 下りで使うと膝への負担が大きい
  • 混雑時は岩場で渋滞が起きやすい
  • 疲れていると集中力が切れて危険

ということで、白雲橋コースは、「体力に自信あり」な人向けのチャレンジルートなんです。

達成感は大きいですが、事前準備と心構えはしっかりしておきましょう。

登山初心者の筑波山コースの選び方

筑波山って「初心者向け」とよく言われますが、実はコースによってきつさが全然違うんです。

だからこそ、自分に合ったコースを選ぶのが超重要。

ここでは、登山初心者でも無理なく楽しめるコースの選び方を、わかりやすく整理していきますね。

主な登山コースの違いを比較

コース名距離標高差体力度特徴
御幸ヶ原コース約2.0km約610m★☆☆☆☆整備された道で登りやすい
おたつ石コース約1.0km約200m★☆☆☆☆短くて景色も楽しめる
白雲橋コース約2.8km約610m★★☆☆☆岩場が多くやや上級向き

最初の登山には「御幸ヶ原コース」か「おたつ石コース」がおすすめです。

どちらも距離が短く、登山道も比較的整っているので安心して歩けます。

子ども連れや運動不足の方にやさしいのは?

  • ロープウェイがある「つつじヶ丘」側からのルートは体力が不安な人に人気
  • 御幸ヶ原コースは階段中心で整備されていて安心
  • おたつ石コースは短くて景観が良く、家族登山にぴったり

逆に「白雲橋コース」は登り応えはありますが、初心者にはちょっとしんどいかも。

慣れてからチャレンジする方が楽しめますよ。

迷ったときはロープウェイやケーブルカーを組み合わせて、無理のないプランを立てるのがコツ。

天候や体調に合わせて柔軟に選んでみてくださいね。

筑波山が人気な理由は何なのか

筑波山って標高877mと、百名山の中ではダントツで低いんですが……

なぜかめちゃくちゃ人気あるんですよね。

その理由、いろいろあるんですけど、ちゃんと整理してお伝えします!

アクセス抜群で行きやすい!

まずはこれ、アクセスのしやすさが段違い。

東京からでも電車+バスで2時間以内って、もうお手軽日帰り圏内なんですよ。

しかも、バスの本数もわりと多くて、季節によっては直行便もあったりします。

  • TX(つくばエクスプレス)で都心からスムーズ
  • つくば駅から登山口までバスで約40分
  • 車派にも便利な大型駐車場完備

景色がヤバい。山頂からの絶景!

標高は低いのに、山頂からの眺めがほんとスゴイんです。

関東平野を一望できて、天気がいいと富士山も見えることも

「あ、地球って広いな」って実感できるやつです。

  • 女体山山頂からのパノラマはSNSでも大人気
  • 霞ヶ浦や太平洋まで見える日もある
  • 秋の紅葉、春のツツジも超映える

初心者〜中級者まで楽しめるコース設計

筑波山の魅力は、ルートが多彩でレベルに合わせて選べること。

「ちょっと試してみたい」って初心者から、「今日はがっつり登るぞ」って人まで、ちゃんと満足できるんです。

ロープウェイやケーブルカーもあるから、体力に自信なくてもOK

  • お子さん連れでも楽しめる「おたつ石コース」
  • ちょいハードな「白雲橋コース」で達成感を
  • コースの組み合わせも自由自在

神社あり、温泉あり、下山後も楽しい!

登山だけじゃないのが筑波山の強み。

筑波山神社でお参りしたり、下山後に温泉入ったりと、アフター登山が豪華なんです。

「登って、癒されて、パワーもらえる」三拍子揃った山ですね。

  • 筑波山神社は縁結びや開運のご利益で人気
  • 日帰り温泉も充実(江戸屋さんなど)
  • グルメも豊富!名物は「つくばうどん」

こんな感じで、筑波山って登山デビューにぴったりな要素が詰まった山なんです。

このあとは、そんな筑波山に登るときの装備や注意点について、詳しく解説していきますね。

筑波山登山の注意点と装備の工夫

ここでわかること

  • 筑波山の登山 服装の基本を解説
  • 登山初心者が失敗しやすい装備とは
  • 筑波山の登山はスニーカーでも大丈夫?

筑波山の登山 服装の基本を解説

ではここからは、筑波山に登るときの基本の服装について解説していきます。

季節によって気温差が激しい山なので、服装の選び方次第で快適さも安全性もかなり変わってきます。

「どんな服装が正解?」って悩んでる方は、ぜひこのままチェックしてくださいね。

登山の基本は「重ね着」スタイル

登山では「レイヤリング(重ね着)」が基本です。

筑波山は標高877mと低めですが、それでも山頂とふもとで5〜10℃差が出ることも。

動きやすくて脱ぎ着しやすい服装がベストです。

  • ベースレイヤー:汗をすばやく吸って乾かす機能性インナー
  • ミドルレイヤー:保温のための薄手のフリースや長袖Tシャツ
  • アウターレイヤー:風・雨を防ぐウインドブレーカーやレインウェア

季節別・筑波山の服装ポイント

登山する季節によっても、服装の準備はちょっと変わってきます。

「春・秋は寒暖差」「夏は暑さと虫対策」「冬は防寒と滑り止め」がポイントです。

  • 春・秋:ウインドブレーカー+薄手ダウンがあると安心
  • 夏:半袖OKだけど日焼け&虫対策に薄手の長袖が便利
  • 冬:フリース+ダウン必須。手袋・ネックウォーマーも忘れずに

登山にNGな服装って?

「動きやすければOK」と思いがちですが、実は登山に向かない服もけっこうあります。

とくに注意してほしいのが「綿素材」や「ジーンズ」など

汗を吸っても乾きにくく、体を冷やしてしまうので要注意です!

  • 綿100%のTシャツ(汗冷えしやすい)
  • ジーンズ(重くて乾きにくい&動きにくい)
  • ヒール付きの靴やサンダル(絶対NG)

服装の基本を押さえるだけで、筑波山登山がぐんと快適で安全になりますよ。

次は、靴や雨具、リュックなどの装備や注意点について詳しく紹介していきますね!

登山初心者が失敗しやすい装備とは

ここでは、登山初心者さんがやりがちな「ありがち装備ミス」を紹介します!

初めてだと張り切っていろいろ持っていきたくなりますが、実はそれが逆効果なことも…。

準備は大事。でもやりすぎ注意!という視点で、失敗パターンと対策をチェックしていきましょう!

荷物を詰めすぎて重くなる

初心者ほど「心配だからあれもこれも…」と詰めがちです。

でも、重すぎるザックはバランスを崩しやすく、疲労も倍増します。

  • 「念のため」で入れたものが実は使わない
  • 重すぎて途中で歩けなくなることも
  • 行動食や水は必要だが、予備は最小限に

対策としては、「実際に使うかどうか」で仕分けするのがポイントです。

荷物の中身を見直して、軽量化を意識しましょう!

水分が足りなくてバテる

「秋だから汗かかないでしょ〜」なんて油断してると、地味にキツいのが水分不足です。

山道は想像以上に汗をかくし、標高が上がると乾燥も進むんです。

  • 春・秋でも1.5Lは持っておきたい
  • 水だけじゃなく、スポドリがベター
  • 水場のない山では特に注意!

おすすめは、500mlのペットボトルを2本+塩タブレットなど。

飲みやすくてこまめに補給しやすいものを選ぶのがコツです。

レインウェアが使い物にならない

これも超あるあるですが、「ビニールカッパでOK」と思ってる方、要注意です!

山の雨は風とセットなので、簡易なカッパではすぐにびしょ濡れ&寒さで低体温のリスクも。

  • 100均のレインコートはすぐ破ける
  • 通気性のないカッパは中が蒸れる
  • ゴアテックス素材のものが理想

レインウェアは「防寒着」としても超重要なので、ちょっといいやつを選ぶ価値アリです!

上下セパレートで風にも強いタイプがおすすめですよ。

筑波山の登山はスニーカーでも大丈夫?

「登山っていうとゴツい登山靴が必要?」って思いがちですが、

筑波山みたいな低山ならスニーカーでもいける?って気になりますよね。

結論から言うと、「登れないことはないけど、注意点が多い」です。

というわけで、スニーカーと登山靴の違いを比較しながら、どんな選び方をすればいいか解説していきます!

スニーカーと登山靴の違いを比較

項目スニーカー登山靴
グリップ力濡れた岩で滑りやすい滑りにくいソールで安定感あり
足首の保護なし(くねりやすい)ハイカットで捻挫リスク低減
防水性基本的になしゴアテックスなどで防水◎
疲労の軽減クッション性はあるが登山向けではない登山道を想定した衝撃吸収構造

スニーカーで登るなら要注意!

  • ぬかるみや雨の日は滑るリスクがかなり高い
  • 白雲橋コースなどの岩場では不向き
  • 足首の負担がかかりやすい
  • 下山時に膝や足裏にダメージが出やすい

とくに雨上がりの筑波山は、

登山靴でさえツルっと滑る場面があるくらいなんです。

スニーカーで登る場合は、できるだけ天気が良くて、

整備されたルート(御幸ヶ原コースなど)を選ぶようにしてください。

おすすめは「トレッキングシューズ」

  • ローカットで軽く、スニーカーに近い感覚
  • グリップ力・防水性がしっかりしてる
  • 価格も登山靴よりは手頃なものが多い

本格的な登山靴じゃなくても、

初心者用のトレッキングシューズなら、かなり安心して歩けます!

今後も登山を続けるつもりなら、ここで一足持っておくと後悔しませんよ〜。

記事のまとめ

記事のポイントをまとめます。

筑波山登山のきつさの理由

  • 標高差が大きく体力を消耗する
  • 道がぬかるみやすく滑りやすい
  • 岩場が多く足元が不安定
  • 白雲橋コースは傾斜が急

初心者向けのコース選び

  • 御幸ヶ原コースは道が整っている
  • おたつ石コースは距離が短い
  • 白雲橋コースは下りに不向き
  • つつじヶ丘側は体力にやさしい

登山時の服装と装備

  • 基本はレイヤリングで調節する
  • 綿素材の服は避けるべきである
  • レインウェアは防風性も重要
  • 水分は1.5L以上が目安になる

靴の選び方と注意点

  • 登山靴は足首保護と防水に優れる
  • スニーカーは滑りやすく危険
  • 初心者にはトレッキングシューズ推奨

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