
- 難しさの基準がよくわからない
 - 本当に危険な山を知りたい
 - エベレストが一番なのか気になる
 
登山の難易度って、単純に標高だけで決まるものじゃないんです。
「世界登山難易度ランキング」に興味がある人の中には、山ごとのリスクや違いをもっと深く知りたい方も多いはず。
このページでは、世界中の山の危険度や登りにくさの要因を、さまざまな視点からわかりやすく解説していきます。
- この記事でわかること!
    
 - 登山難易度ランキングの要素解説
 - 世界で一番やばい山の共通点
 - 世界で一番死亡率が高い山はどこ?
 - 世界一高い山はエベレストではない?
 - 登山難易度ランキング日本との比較
 
世界登山難易度ランキングに影響する5つの要素
ここでわかること
- 登山難易度ランキングの要素解説
 - 世界で一番やばい山の共通点
 - 世界で一番死亡率が高い山はどこ?
 
登山難易度ランキングの要素解説

標高の高さがもたらす影響
- 酸素が薄くなることで高山病のリスクが上がる
 - 標高が高いほど体力の消耗も激しい
 - 順応のために長期間の滞在が必要になる
 
登山の難易度を決めるうえで、まず外せないのが標高です。
単純に「高さがある=危険」というわけではないんですが、高くなるほど空気は薄くなります。
特に8,000mを超えるような山では酸素の量が地上の1/3なんてこともあって、軽く歩いただけでも息が切れるレベルなんですよ。
なので、高山病対策として「高度順応」をちゃんと意識しないと、体調崩してそれだけで下山…なんてことにもなりかねません。
標高が高い山は、体力だけじゃなく事前の準備や計画も超重要なんです。
ルートの険しさと技術の要求度
- 絶壁や岩場の通過に高度な技術が必要
 - 滑落や転倒のリスクが高まる
 - 登山経験が少ない人には特にハードルが高い
 
次に大事なのが、登るルートがどれだけ険しいかです。
例えば、アイガー北壁のような「死の壁」と呼ばれるルートでは、ロープやピッケルがないと進めない箇所もあります。
このレベルになると登山というよりクライミングに近い感覚です。
道が細かったり、足場が崩れやすい山は、精神的なプレッシャーも大きくなります。
自信がない方は、ガイド付きのツアーを検討するのもありですよ。
天候の不安定さと影響
- 急な天候変化が命取りに
 - 視界不良による道迷いの危険
 - 吹雪や暴風で体温低下も大きなリスク
 
山の天気ってホントに変わりやすいんですよ。
晴れてたかと思えば、いきなり真っ白な吹雪に変わるなんてザラです。
だから「天候の読み」っていうのも、実はすごく重要なスキルなんですよね。
雨が降ると滑りやすくなりますし、風が強ければ歩くのもままならない。
登山の難易度に天候が大きく関わるのは、こうした「予測不能な変化」があるからです。
アクセスのしやすさ
- 登山口までのアプローチに日数がかかる
 - 装備や食料の運搬が大変
 - そもそも人里離れた場所が多い
 
実は、山そのものだけじゃなく「そこに行くまで」も難易度に関係してきます。
例えばK2なんかは、ベースキャンプに行くだけで1週間以上のトレッキングが必要なんです。
道がない、バスも通ってない、荷物は全部自分で運ぶ…となると、それだけで体力も削られます。
アクセスが悪い山は、そもそも挑戦するだけでハードルが高くなるわけです。
雪崩や落石など自然災害リスク
- 表層雪崩は時速100km以上で襲う
 - 岩場や斜面では落石の危険も高い
 - 運だけでなく事前の情報収集がカギ
 
最後に紹介するのが、自然災害によるリスクです。
特に怖いのが雪崩。
アンナプルナなどでは、ルート自体が雪崩の巣になってるような場所もあるんです。
雪山だけでなく、岩場の落石も大きなリスクになります。
こうした危険は「避けようがない」と思われがちですが、実は情報を集めて慎重に計画を立てることでかなり軽減できます。
この後の記事では、具体的にどの山がどう難しいのか、ランキング形式で紹介していきますね!
世界で一番やばい山の共通点

「やばい山」ってどんな山?
「やばい山」って聞くと、標高がめっちゃ高い山をイメージするかもしれませんが、それだけじゃないんです。
技術的な難しさ、過酷な気象条件、高所順応の難しさなど、いくつもの要素が重なって「ヤバさ」が増してるんですよね。
ここでは、そんな「やばい」と言われる山々に共通するポイントを、Q&A形式でわかりやすく紹介していきます!
- ただ高いだけでは「やばい山」にはならない
 - 命の危険をともなう要素が複数ある
 - 登山家でも避けるようなルートが存在する
 
Q:やばい山って、どこが危ないの?
標高だけじゃなく、岩壁や氷壁の難易度がめちゃくちゃ高いことが多いです。
たとえばK2やアイガー北壁なんかは、ロープなしじゃ進めないような箇所ばかり。
しかも天候がすぐ崩れるので、晴れてても1時間後には吹雪…なんてことも普通にあります。
Q:高所順応って、そんなに大変なの?
めっちゃ大変です。
酸素が薄いと10歩歩くだけで息が切れるレベルで、体力の消耗がハンパじゃありません。
順応ができていないと高山病で頭痛や吐き気に襲われて、下山を余儀なくされることもあります。
Q:過去の遭難例ってどんなのがあるの?
たとえばアンナプルナでは、登頂191人に対して死亡者が60人以上。
南側のルートは崩れやすい岩壁、北側は雪崩の巣っていう「どっちを選んでも危険」な選択肢しかないんです。
こういうデータを見ると、「やばい山」って言われるのも納得ですよね。
Q:登山経験が豊富でも危ないの?
正直、ベテラン登山家でもやられることがあります。
気象の急変やルートの崩壊って、誰にも予測できないですからね。
だからこそ、事前の情報収集や装備の見直しが命を守るカギになります。
Q:やばい山には共通点があるの?
あります。
技術・体力・環境・アクセスのすべてが厳しい。
そして、「運」が絡むほどの予測不可能な状況が多いんです。
単なる「難しさ」じゃなくて、「生死を分けるような難易度」って感じですね。
次の記事では、実際に登山難易度ランキングに登場する山を詳しく見ていきますよ!
世界で一番死亡率が高い山はどこ?

世界で一番死亡率が高い山はどこ?
「危険な山」って聞くと、エベレストやK2が頭に浮かぶ人も多いかもしれません。
でも、実は世界で最も死亡率が高い山は、アンナプルナなんです。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、標高8,091mのネパールの山で、見た目もかっこいいけど、中身はかなりのキラーマウンテン。
どれくらいヤバいかというと、登った人の約3人に1人が命を落としているというデータもあるんですよ。
- アンナプルナの死亡率は30%以上
 - 南側は崩れやすい岩壁、北側は雪崩地帯
 - 1950年の初登頂以降も遭難者が絶えない
 
実際にどれくらい危険なのか、他の有名な山と比べてみましょう。
| 山の名前 | 標高 | 登頂者数 | 死亡者数 | 死亡率 | 
|---|---|---|---|---|
| アンナプルナ | 8,091m | 191人 | 61人 | 31.9% | 
| K2 | 8,611m | 306人 | 81人 | 26.5% | 
| ナンガ・パルバット | 8,126m | 263人 | 53人 | 20.3% | 
| エベレスト | 8,848m | 5,656人 | 223人 | 3.9% | 
表を見れば一目瞭然ですが、アンナプルナの死亡率は他の8,000m級の山と比べても圧倒的に高いです。
しかも登頂者数が少ないので、ノウハウも広まっておらず、さらに危険が増しているんですよね。
というわけで、世界で一番死亡率が高い山はアンナプルナ。
このあと紹介する「登山難易度ランキング」でも、もちろん上位に食い込んできます。
世界登山難易度ランキング
ここでわかること
- 世界の山の難易度ランキング
 - 世界一高い山はエベレストではない?
 - 登山難易度ランキング日本との比較
 
世界の山の難易度ランキング

世界の山の難易度ランキング
ではここからは、実際に「登るのが難しい」と言われる世界の山々をランキング形式で紹介していきます。
このランキングは、登山家の実体験や登頂率、死亡率、そして技術的な難易度などをもとに、総合的に評価したものです。
「どの山がどれだけヤバいのか?」を一目で把握できるように、表と特徴でわかりやすくまとめました!
| 順位 | 山の名前 | 標高 | 主な危険要素 | 
|---|---|---|---|
| 1位 | アンナプルナ(ネパール) | 8,091m | 高死亡率・雪崩・岩壁 | 
| 2位 | K2(パキスタン) | 8,611m | 急斜面・氷壁・極寒 | 
| 3位 | カンチェンジュンガ(ネパール) | 8,586m | アクセス困難・天候不安定 | 
| 4位 | バインターブラック(パキスタン) | 7,285m | 登頂例が少ない・岩崩 | 
| 5位 | デナリ(アメリカ) | 6,190m | 極寒・天候急変・体力度 | 
| 6位 | セロトーレ(チリ) | 3,128m | 氷壁・風・気温差 | 
| 7位 | アイガー北壁(スイス) | 3,970m | 垂直壁・落石・崩落 | 
| 8位 | ナンガ・パルバット(パキスタン) | 8,126m | 雪崩多発・死亡率高 | 
| 9位 | マッターホルン(スイス) | 4,478m | 切り立った壁・落石 | 
| 10位 | ヴィンソン・マシフ(南極) | 4,892m | アクセス困難・極寒 | 
ここで紹介した山々は、単に「高い」だけではなく、技術・体力・天候・ルートの危険度といった様々な条件が絡み合っています。
- 標高が高くてもルートが整備されていれば危険度は下がる
 - 登山口までの移動がハードな場合も難易度は上がる
 - 一部の山は登頂記録が極端に少なく、情報も乏しい
 - 天候や気温の急変が命取りになる山も多い
 
このランキングを参考に、「どの山がどれくらい難しいのか」をイメージできたと思います。
次の記事では、日本の山と世界の難易度を比較していきますよ!
世界一高い山はエベレストではない?

世界一高い山はエベレストではない?
「世界で一番高い山は?」って聞かれたら、多くの人がエベレストって答えると思います。
実際、標高で見ればエベレストは8,848mで堂々の世界一。
でも、「登るのが一番大変な山か?」って言われると、それはちょっと別の話なんです。
実はK2(標高8,611m)の方が、難易度や死亡率の面ではエベレストを大きく上回っているんですよ。
- 標高だけで難易度は決まらない
 - K2は冬季登頂すら長年不可能だった
 - エベレストは整備されたルートが多く、ガイド同行も一般的
 
下の表で、エベレストとK2の違いを整理してみました。
| 項目 | エベレスト | K2 | 
|---|---|---|
| 標高 | 8,848m | 8,611m | 
| 登頂者数 | 5,000人以上 | 約300人 | 
| 死亡率 | 約3.9% | 約26% | 
| 整備状況 | ルート整備が進んでいる | 登山道の難所が多い | 
| 登山期間 | 春・秋に集中 | 夏が中心 | 
| 冬季登頂 | 可能(記録あり) | 2021年に初成功 | 
こうやって比べてみると、K2の方がどれだけ過酷かがよくわかりますよね。
「高さ」ではエベレストが世界一ですが、登山家たちの間では「本当にヤバいのはK2」というのが定説になっています。
このあと紹介するランキングでも、K2は当然上位に入ってきますよ!
登山難易度ランキング日本との比較
登山難易度ランキング日本との比較
世界の山と日本の山って、単純に比べられそうで実は全然ちがうポイントがあるんです。
たしかにエベレストとかK2とか、聞くだけで震えるような山はたくさんあるけど、じゃあ日本の山が楽勝かって言うとそんなことないんですよ。
ここでは、世界と日本の登山難易度の違いを、スタイルや危険度の観点から比べてみます!
| 比較項目 | 世界の高難度山 | 日本の代表的な山 | 
|---|---|---|
| 標高 | 6,000〜8,800m | 2,000〜3,000m | 
| リスク要因 | 高所障害・極寒・氷壁 | ルート不明瞭・落石・滑落 | 
| 登山スタイル | テント泊+シェルパ同行 | 日帰りまたは小屋泊 | 
| 難所の例 | K2北稜・アンナプルナ南壁 | 谷川岳一ノ倉沢・剱岳カニのヨコバイ | 
| 登山の期間 | 数週間〜数ヶ月 | 日帰り〜1泊2日が中心 | 
| 死亡率 | 〜30%以上(例:アンナプルナ) | 谷川岳は世界最多の遭難死者数 | 
- 日本の山は「低いから安全」とは限らない
 - とくに谷川岳や剱岳は滑落リスクが非常に高い
 - 登山者が多いため、気の緩みから事故につながるケースも
 - 道迷いしやすいルートや崩れやすい岩場も多い
 
つまり、世界の山は「自然環境の過酷さ」が壁、日本の山は「地形の複雑さ」や「人的ミス」がリスクなんです。
それぞれの違いを理解して、自分に合った準備をするのが超大事ですよ!
次は、登山初心者でも気になる「難易度ランキングの背景」に触れていきますね。
記事のまとめ
記事のポイントをまとめます。
登山難易度を決める要素
- 標高が高いと酸素が薄くなる
 - 高山病のリスクが増える
 - 技術を要するルートが多い
 - 天候変化が難易度を左右する
 - 登山口までのアクセスが困難
 - 自然災害の危険も大きい
 
世界でやばい山の特徴
- 氷壁や岩壁の通過が多い
 - 高所順応が困難である
 - 登山家でも避けるルートがある
 - 過去に多くの遭難がある
 
死亡率が高い山ランキング
- アンナプルナは死亡率が最も高い
 - K2も死亡率が非常に高い
 - エベレストは登頂者が多い
 
日本と世界の登山比較
- 日本は地形リスクが多い
 - 世界は自然条件が厳しい
 - 死亡率の傾向に大きな差がある